皆さん、こんにちは。
2018年が始まりましたね。今年もどうぞよろしくお願い致します。
久しぶりに、教室ブログを書かせていただきます。
先日ですが、ピアニストのアレクサンダー・ガヴリリュクのコンサートへ行ってまいりました。2000年に浜松国際ピアノコンクールで優勝するなど、若くして世界的に活躍しているピアニストです。我が家ではガヴちゃんの愛称で呼ばれています♪
ガヴちゃんのコンサートを訪れるのは
今回で3回目です。
場所は麹町の紀尾井ホールです。当日が待ち遠しくわくわくしていました。
プログラム
バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K. 330
ショパン:バラード第2番 へ長調 Op. 38
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スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op. 53
ラフマニノフ:前奏曲集 Op. 23より 第1番、第5番
前奏曲集 Op. 32より 第12番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 36 (第2稿)
いつも通り、満面の笑顔で颯爽とステージに登場したガヴちゃん。いつも笑顔を絶やしません。
前半は、彼らしいピアニスティックなタッチや表現力を存分に生かしたプログラム。繊細でありながら個性的。しかし、その個性には全く嫌みがありません。華やかで艶やか。全身で表現されるガブリリュク古典の世界です。前半最後のショパンバラードは、どこか怪しげで不気味な雰囲気があり、後半へ繋がる空気を醸し出しておりました。
後半スタートは、観客の握手も収まらぬうちに、ピアノに覆いかぶさるように弾き始めたガヴちゃん。観客は一気に彼の世界へと引き込まれます。後半のプログラムは、彼の本筋でしょうか。(ガヴちゃんは、ウクライナ生まれ。)血が騒ぐ、魂で弾くかのような迫力ある音色の数々。前半と打って変わって野性的。仮面を取ったかのような、勢いのある演奏です。素晴らしいテクニックの持ち主ですが、表現を怠ることはありません。あっと言う間に後半は終わり、盛大な拍手を浴びました。
さて、ここからです。事件です。(どこかのレポーター。)
アンコールタイムがはじまりました。
1曲目は、美しくも儚い、
*ラフマニノフ/コチシュ編:ヴォカリーズ Op.34 No.14
2曲目は、みんな大好き
*ムソルグスキー:展覧会の絵より「キエフの大門」
その盛り上がっていく演奏の途中で
ガシャーン!!
と、ステージからガラスの割れるような音が。。
ガヴちゃんやってしまいました!
ピアノの弦を切ってしまいました。。
そのまま演奏は続けられ、
演奏後は、割れんような温かい拍手。
ですが、弦を切ってしまったので、
アンコール2曲でコンサートは終わりかな?
と思いきや!!
また弾き始めてくれました。
高音の弦を切っていたので、
その音を使わない曲かな?と予想しましたが
*メンデルスゾーン/リスト編 ホロヴィッツ版:真夏の夜の夢より「結婚行進曲」
タタタターン、のあの曲です。
なぜか毎回アンコールで弾いてくれます。
いつも不思議なのですが、
きっと好きな曲なのでしょうね。
切れた弦がカンカン聞こえましたが。笑
盛大な拍手に応えて、まだ続きます!
*ショパン:12の練習曲より、Op.10-3「別れの曲」、
拍手は鳴りやまず、お客さんが立ったり、
ブラボーの声が聞こえます。
そこでガヴちゃん、自らピアノの中の切れた弦を
ぐりぐりぐりっと、
ねじり取ってしまいました!!
そう、カンカンうるさいですもんね~。
てそうじゃない。
若き巨匠は、弦が切れたハプニングなど、
ものともしないのです。
観客の拍手に応えたい!ピアノが弾きたい!
ただその思いです(注:私の妄想です。)
Op.10-8、Op10-12「革命」
有名な2曲を、さも歌うように可憐に弾き上げ、熱狂のコンサートは幕を下ろしたのでした。
コンサートで楽器の弦を切ってしまうハプニングは、ときたまあります。
しかし、よくあることではないので、
生のライブならではの貴重な出来事ですよね。その際の演奏家の対応も、見どころかもしれません。笑
3回もコンサートに行っていますが
ガヴちゃんは、まだ33歳。
これから益々の活躍を期待してしまうピアニストです。
また思いもよらないコンサートを聴かせてくれることでしょう(?)
やっぱり生は最高です。
お読みいただき、
ありがとうございました。
髙橋ピアノ教室 髙橋奏美
#アレクサンダー・ガヴリリュク#ジャパンアーツ
皆さん、こんにちは。
いよいよ夏本番ですね。毎日のような猛暑で、既に夏バテしてしまいそうです。
それに加えて、イベントも多いこの時期。大人も子供も、生活のペースが変わりやすい時期かもしれません。
さて、今月の教室だよりでは、練習のベスト時間は、ズバリ朝!と書かせていただきました。こちらのブログで、少し掘り下げてみたいと思います。
朝に練習すると聞くと、まだ頭が寝ぼけていそう、身体が寝ていそう、と思われるかもしれません。しかし、意外とそうでもありません。
最近では、「朝活」という言葉がすっかり浸透していますよね。記憶、習得といった分野は、頭がまっさらで、身体に疲れのない朝に取り組むことが、最も効果的と言われています。
私も幼い頃は、ピアノの練習は朝派でした。学校へ出かけるのが7時50分でしたので、それまで7時20分~50分までの30分間、ピアノに向かう事が日課でした。学校から帰ってきた後も練習はしましたが、朝練習は、短い時間の中で効率よく、集中して練習できたように思います。「朝活」が広まり、資格勉強やスポーツのトレーニングなど、大事なことを朝に行う理由が今ではよくわかる気がします。(大人でしたら、ピアノ練習を「朝活」と名付けて、習慣付けてみても素敵ですね。)
小さいお子さんにとっては、夏といえば遊び!イベント!自由研究に宿題!全部を頑張りたいこの季節。涼しい午前中に、宿題を済ませてから、遊びにいきましょう、というルール作りをしているお宅も多いかもしれません。そこにピアノの練習をセットにしてみてもいいですよね。
疲れてしまった午後や、暗くなってから向かうピアノとは全く違う時間が流れると思います。ぜひ、朝練習試してみて下さいね。
皆さんこんにちは。
髙橋ピアノ教室、講師の奏美です。
慌ただしく新年度が始まり、季節は夏へと向かっています。新しい生活は慣れましか?日によって大きく変わる気候に、身体がついていかず、同時に新年度疲れも出ているかもしれません。教室だよりでも、書かせていただきましたが、こんなときこそ、こつこつゆっくり練習を進めてみて下さい。
ピアノ教室あるあるなのですが、新年度の疲れ方は、独特です。普段より妙にテンションが高い生徒さん、集中しているようで、まったく話を理解していない生徒さん、家ではできたことがレッスンでまったく弾けなかったり。一体何が起こったの??といううようなミスが起こります。緊張感からくる気の疲れが、体調にも現れるのでしょうね。
こんなときこそ落ち着いてほしいと思います。
家での練習も慌ただしくなりがちです。
下記、いくつかチェックしてみて下さいね。
・練習をは30分弾けていればいい、と時間で区切っていませんか?
・片手練習も両手も、いつの間にかテンポが速くなっていませんか?
・メトロノームを使って練習していますか?
・昨日も間違えたところを、そのままにして次を弾いていませんか?
・ソルフェージュまで練習できましたか?好きな曲ばかり弾いていませんか?
時間が経ったから今日の練習は終わり!というのは、実りのある練習とは言えませんね。
短い時間の中でも、今日はここを良くしよう、ここを直そうと心がけましょう。
それを一週間続ければ、7つも新しいことができるようになります。
だらだら練習するより、まず小さな目標をもってピアノの前に座ってくださいね。
気持ちが焦ったり、集中力がなければ、テンポが乱れやすくなるもの。
教室の生徒さんには、メトロノーム練習を大切にするようお話していますが、つい疎かになりがちです。
メトロノームは最高の練習パートナーです。必ず使用して練習して下さいね。
また、まとめて3日に1回練習するよりも、一日5分でいいので毎日練習をした方が、ピアノは上手になります。英語などの勉強を思い出してみて下さいね。英単語は、毎日繰り返し練習しなければ、なかなか身につきません。楽器もある意味、身体や頭に良い形を覚え込ませることが、大きな基礎力となります。地道なことになりますが、毎日の積み重ねです。
塵も積もれば山となる、という言葉通りです。
疲れていても、一日に5分からピアノに向かい合うようにしてみて下さいね♪
皆さん、こんにちは。
少し間が空いてしまいました。
東京の開花宣言もされて、すっかり春らしい季節ですね。
さて、今月の教室だよりに「気持ちの波は、誰にでもあることだから受け止めましょう」といった趣旨の記事を書きました。少し詳しく書きますね。
新しいことをはじめようとするときに、誰でも最初はわくわくし、目標を持ち、前向きに取り組もうとします。はじめはいいのですが、時間が経つとどうでしょうか。風船がしぼんでしまったように、あのやる気はどこへやら。気持ちが乗らない、飽きてしまった、新鮮さがなくつまらない。そんな自分を責めて、自己嫌悪になってしまう。やる気のないお子さんを叱ってしまう。誰もが経験のあることだと思います。
実はこういった気持ちの波があることは、とっても自然なことなんですね。
難しいことは今日は置いておいて・・・。
まず、皆さんの身近な自然の風景を思い出して下さい。
海の波は、岸を行ったり来たり、ときに荒々しく、ときにおだやかなものです。
月は、満月から新月になり、不思議なほど同じ形を留めることはありません。
季節はどうでしょうか。日本では一年を通して、春夏秋冬が巡っています。
種をまき、目が出て、実をつけて、枯れてまた土へと戻っていきます。
想像してみて下さい。どれひとつとして、上り調子の現象などなく、全てが巡っているのですよね。
つい人は、まっすぐ高いところに上ることばかり考えがちです。
しかし本当は、気持ちの浮き沈みや、失敗、間違いを繰り返し
全てのことを糧として、少しずつ前進していくものですよね。気持ちの波があることは当然のことです。
それですぐに、諦めたり自分を責めるのではなく、今はそんな時期。
こういった心持ちを頭の隅に置いてはいかがでしょうか。
最近、気持ちがのらない。
そんなときは、 今は秋かな~、嵐かな~。
一呼吸おいて、自分と向かい合ってみてくださいね。
皆さん、こんにちは。
春の足音が近づいていますね。
さて、前回のブログで、Youtube でぜひ音楽をチェックして下さいね~、と書きました。検索は無料で、世界中の素晴らしい音楽にいつでも触れることができます。ありがたいですね。ただ中には、違法のダウンロードがあるのも事実・・・。明らかに、アーティストのCDを丸ごとダウンロードしてあったりして、ちょっと心が痛むことがあります。
それでは安心して「良い演奏」を知るために、どうしたら良いのでしょうか。
こちらを参考にしてみて下さい。
ピティナ(PTNA)とは、全日本ピアノ指導者協会のことです。コンクールや指導者講座など、広くピアノ普及活動をしている日本一大きな団体です。そちらの協会によって、数多くのプロによる演奏録音、動画が作成されています。こちらは堂々と視聴できますからね。特にお子さん用の、プロの動画なんかあるのかしら?といった曲も沢山配信されています。(ときどき、個性的な演奏もありますが)ほとんどの演奏がプロによる素晴らしい模範演奏です。
もし迷ったら、まずはこちらを入り口にしてみてはいかがでしょうか?
高橋ピアノ教室 高橋奏美
こんにちは。
バレンタインデーいかがでしたか?今週はお教室でも、心ばかりのチョコをお配りしています。イベント事はいつも、うきうきしてしまいます。
さて2月の教室だよりで、ピアノが上手になる方法というコラムを掲載しました。
ピアノが上手になる方法
↓
一つの方法として、
生の良い音楽を沢山聴きましょう♪
と書かせていただきました。こちらのブログで、少し堀りさげてみたいと思います。
以前、小学校高学年の生徒さんのレッスンをしていたときのことです。その生徒さんは、発表会へ向けて、ワルツを弾いていたのですが、どうも美しく音楽が流れません。本人はピアノが好きで、練習にもいつも真面目に取り組んでいます。私も言葉を尽くし、演奏の手本を聴かせるのですが、なかなか思うように仕上がりませんでした。
あるとき、彼女に「家で、クラシックのCDはどんな曲を聴いているの?」ときいたところ、「家に、クラシックのCDを一枚も持っていない。」との答えが。。どうやら普段の生活で「音楽に耳を傾ける」ことが、まったくない様子でした。正直なところ、彼女のピアノが、これ以上上手になるのは難しいかもしれない・・・と思いました。ピアノを弾く、練習することは、コツコツ取り組める彼女。親御さんのご協力もあったと思います。
しかし、テクニック的に上手くなることを目的としてしまい、音楽を美しく演奏する、というイメージを持てていなかったのだと思います。レッスンだけではなく、幅広く音楽の話をしなくてはと、当時若かった(?)私も反省したのでした。
1、良い音楽を聴く
どうゆう音楽が「素晴らしい音楽」なのでしょう?どんな音が「良い音」なのでしょう?教室では、小さい頃から生徒さんに、良い音楽や音色といった話をしています。しかし、理屈よりも、身体で感じることが近道ですよね。
生徒さんたちのほとんどがクラシックピアノを習っていますので、やはりクラシック音楽にアンテナを貼ってくれたらいいなと思います。良い音楽を知れば、自分が将来、どんな演奏をしたいか、イメージを持ってピアノに向かうことができますよね。どんな音楽が好き?聴いていて楽しいと感じる音楽は?まずは、心の赴くままに聴いていきましょう。
クラシック音楽や生の演奏を聴くことは、音を聴き取れる良い耳にするためにも効果があります。練習は大切です。しかし、それと同じくらい、普段から音楽に耳を傾けることも大事に下さい。
2、良い音楽をさがす
今はインターネットという便利なものがありますね。Youtube はどんなに検索しても無料です。ピアノ、ベートーヴェン、と打ち込んで、お気に入りの曲を探してみてはいかがでしょうか。できれば、プロの一流の音楽を視聴して下さいね。
外見が、若くてキレイなピアニスト、イケメンのピアニスト、すごくおじいちゃんの演奏家、おしゃれなアーティスト。どんな入口からでも良いと思います。こんなの好きだな、あんまりだな、心で感じることを大切に、良い音楽探しの入り口をくぐってみましょう。無料のYoutube やネットを介した後は、CDを購入したり、生の迫力あるコンサートへ足を運ぶことをおすすめします。
3、音楽会に足を運ぶ
クラシックのコンサートは敷居が高いな~、という親御様もいらっしゃるかと思います。
コンサートといっても現在は、様々なタイプの会が主催されていますので、いくつかご紹介しますね。
・ホール主催のお子様むけコンサート
・一流アーティストが出演するワンコインコンサート
・レクチャーやお話つきの、カジュアルな企画のコンサート
・髙橋ピアノ教室のTsudoi Cafe(手前味噌ですが。)
近くでは、所沢市のミューズで、質の高いコンサートが多く企画されています。
公共施設なので、ありがたいことに、お値段もリーズナブルです。
コンサートに1、2回行っただけでは、良いか悪いか、おもしろいかはなかなか判断できないかもしれません。しかし、少しずつ、自分の中に音楽を取り組んでいくことで、今日のコンサートは好きだったな!楽しかったな!と、感じる事ができると思います。ご家族皆様で、普段の生活の中に、クラシック音楽を親しんでみて下さいね。
みなさん、こんにちは。ちょっと天気が荒れ模様の様子。
暖かくしてお過ごしくださいね。
さて、先日の「102だより」(教室お便り)で練習習慣について、お話させていただきました。それについて、もう少し、掘り下げたいと思います。
ピアノは、他のスポーツなどの習い事と違い、家での個人練習が大変重要になります。レッスンで得た「課題」を、家に持ち帰り、繰り返し身につくまで練習。そうして、初めて「力が付く」と考えています。
仲間と切磋琢磨しながら、習い事先で上達していく習い事とは、少し違いますね。
さて、練習は〇〇のように。その答えは、「練習は歯磨きのように!」でした。
朝ごはんを食べた後、イヤイヤ歯磨きをする方は・・・ほとんどいないと思います。どちらかと言えば、歯磨きをしないとムズムズ気持ち悪くなってしまいますよね。気持ちが悪いのは、生まれたときから、少しずつ体に身について習慣になってしまっているから。わざわざ、歯を磨かなくては!?と思わなくても、無意識の内に洗面所に向かってしまうのではないでしょうか。
ピアノも同じです。習い始めの頃、一度練習の習慣化をしてしまえば、それから先わざわざご家族に「練習は?」「練習しなさい!」と言われなくても、生徒さん自らピアノへ向かえるようになります。教室へ入会をしていただく際には、「基本的に毎日、ピアノの練習をしましょう。」と最初に生徒さんとお約束をさせていただきます。そして、その約束が実行できるよう親御様に、時間確保のご協力もお願いしています。
〇家で練習をする→弾けるようになり楽しい→レッスンで自信を持って弾ける→〇をもらえて嬉しい→次も頑張る
✖家で練習しない→弾けるようにならない→レッスンでいつまでも〇にならない→ピアノがつまらない→心が離れる
どちらが、理想的か一目瞭然ですね。
・ 習慣化へ向けて、いくつかの方法を提案しています。
1.練習する時間帯を決める。
学校から帰ってきて、宿題→ピアノ→テレビ、というように、予定に組み込んでしまいます♪「毎日、19時からピアノ練習もする」と時間で区切っても良いと思います。以前、時間で習慣化した5歳の生徒さんは、旅行から帰ったその日も「19時だから!」とピアノの練習をしていたそうです。親御さんが笑顔でお話して下さいました。習慣化ってすごいですね。
2.練習カレンダーをつける。
ご希望でしたら、練習カレンダーをお渡ししています。簡単なカレンダーのチェック表に、練習のできた日にシールを貼っていただきます。マラソンカレンダーに走った日に色を塗り、枠がどんどん埋まっていくと楽しいですよね。やりがいを感じながら毎日進められますね。また、どのくらい練習できたか、一目瞭然になります。
3.褒めて認めてあげましょう。
ご家族にも上手に弾けることよりも(ここ大事です!)こつこつ練習を積み重ねていることを、認めて褒めていただくようにお願いしています。認めていただくことで、生徒さんがピアノを弾くことの喜びに繋がってほしいと思います。親御さんの誉め言葉は一番のやる気アップに繋がります。ご家庭の方針などあると思いますが、ピアノに関しては、褒めて伸ばす!で大丈夫だと思います。
はじめは、毎日5分くらいのスタートで良いと思います。少しづつ、時間を延ばしていきましょう。
何か突発的な目標に向かって短期間、頑張るのではなく、何気ない毎日に向かい合って、コツコツ頑張れる力が、生きていく上で大切なことだと思います。人と比べたり、競争をすることは、簡単なことです。でも、これからの時代、何が大切かな?と考えたときに、長期的、習慣的に物事に取り組む方が、生きていく力になると考えています。
ただし、勉強や他の習い事、お仕事が忙しくて、気持ちはあるのに、なかなか練習に取り組めない。そんな場合は、相談してくださいね。それぞれのペースがありますから、生徒さんお一人お一人に合ったピアノ時間を作っていきましょう。
こんにちは。
今日は、miniminiConcertの一日の様子をお伝えしたいと思います。コンサートが開演されるまで、どのような準備をして過ごしているのでしょうか。舞台裏をお届けします♪
♪当日一日のスケジュール♪
・起床→朝食→練習→昼食→
昼寝→支度→出発
・16時ホール着
打ち合わせ&リハーサル
・17時20分開場
17時40分開演
朝食や昼食はとっても大事♪
緊張でのどが通らない~、なんて人もいますが、私は沢山食べてしまう方。珍しいかもしれません(笑)本番で力を出し切れるように、朝食はしっかり、昼食も適度に食べます。朝食後の練習は、1~2時間。軽く指慣らしをします。本番で思い通りの音が出せるように、音を注意深く聴きながら、手から体全体、呼吸を整えていきます。
一度気持ちをオフに♪
昼食後は、昼寝。一度気持ちをオフにします。この日は眠れなかったので、Youtubeの動画を見て笑っていました。
昼寝の後にヘアメイクをしたら、最後にドレス、靴といった荷物を鞄につめます。当日に荷物の準備をすると焦るので、前日にクロゼットからすべて出して、鞄につめるだけにまとめておきます。うっかり忘れ物がなくて済みます。(ヘアメイクを楽屋でする人も多いのですが、私は慣れないところですると落ち着かないので、ほとんど自宅で済ませてしまいます。)
自宅を出発♪
早速、電車の遅延で少し足止めを受けました。でも、時間に余裕を見ているので焦りません♪
ホールに到着♪
ホールの方、調律の方と打ち合わせ。トークのためのマイクを準備していただきました。生の声にしようか迷ったのですが、緊張して声がかすれたり、大きな声を意識して疲れてしまうと困るので、安全策をとりました。
リハーサル♪
音を聴いて、お客様が入った後の残響を考えながら練習をします。このときも楽譜を見ながら、丁寧にゆっくり弾きます。その後、ドレスに着替えて、少し音出し。これで準備OKです。あとは、控室でゆっくりしながらしばし休憩。
開演5分前♪
直前に舞台袖でストレッチをするので、楽屋から移動。
何やら、お客様が沢山いらっしゃり、プログラムや椅子が足りない状況。
調律師さんや、ホールの方が、舞台袖とホールを行ったりきたりしていました。
少し時間を押して、無事開演♪
当初のお客様の入場見込みは、30人くらいの予想でした。毎回そのくらいの人数のコンサートだそうです。しかし今回は、当日蓋を開けてみたら、70人もの方にお越しいただきました!!過去最高だったそうです。
出演させていただくコンサートなので、私もFacebookや市の掲示板で宣伝をしたことが、少し効果があったのかなと嬉しく思いました。
アンケートの感想も、後で読ませていただきました。皆様の心温まる感想に、本番までの不安や緊張が溶けていくようでした。本当にありがとうございました。お客様に演奏を聴いていただく幸せを嚙み締めました。指導と共に、こういった演奏機会も大切にして、今後も精進したいと思います。
ベヒシュタイン武蔵ホール http://www.bechstein-salon.com/musashihall/
おまけ
アンコールの演奏の後、小さな女の子からお花をいただいきました。
しかし、どこのだれかいまだにわかりません。
よろしければどなたか教えてくださいね。
入間市の髙橋ピアノ教室 髙橋奏美
こんにちは。新年がスタートしたと思ったら、早くも2月がスタートですね。
先月1月28日(土)に、ベヒシュタイン武蔵ホールにて、miniminiConcertVol.15が終わりました。週末の夕方というお時間に、大変多くの方にお越しいただき本当にありがとうございました。
今回のコンサートへの出演経緯は、1月15日(日)に行う予定だったTsudoi Cafe Vol.4までさかのぼります。
(Tsudoi Cafe Vol.4は、家族の都合により中止とさせていただきました。)
12月はじめより、皆様にTsudoiCafeのお知らせをさせていただきました。そのプログラム(私のソロ演奏)を知った、武蔵ホールに勤めている恩師のご友人が、1月のminimiConcertに出演しませんか、とお声かけ下さったのです。
大変光栄で嬉しく、出演快諾させていただきました。
miniminiConcertのために、Tsudoi Cafeのプログラムを少し変更。ホールで皆様に聴いていただきやすい構成になったのではないかと思います。
プログラム
・きらきら星変奏曲/モーツァルト
・ノクターン/ショパン
・ワルツ第8番/ショパン
・ワルツ第10番/ショパン
・月の光/ドビュッシー
・ロンド 作品59/カバレフスキー
きらきら星変奏曲は、きらきらひかる~の歌で有名なテーマ(主題提示)と12の変奏からなる楽曲です。これまで多くのピアニストにより、様々な解釈で演奏されています。装飾音、ペダリング、テンポ感、曲想、音色・・・。有名なテーマに加えて、シンプルな和声。演奏者の個性が、特に表に出やすい曲だと思います。
コンサートでもお話しましたが、モーツァルトのメロディーを美しく演奏することは、簡単そうに見えて大変難しいこと。演奏した全7曲の中で、ある意味、一番準備時間のかかる曲かもしれません。今回は、大変響きの良いホールということもあり、メロディーを際立たせながら、快活な表現のモーツァルトに仕上げました。
ショパンのノクターンは、説明不要のあの名曲ですね。美しいメロディーに、左手の温かみのある伴奏の形。自由に弾いていそうで、実は緻密な構成力が必要な曲です。。当日までやることは沢山あるのですが、本番で弾いているとやはり心から幸せになる一曲ですね。
ワルツは、副題のついていない2曲を選びました。クラシックの有名曲は、それはそれで素敵ですが、あまり世の中に知られていない曲も皆さんにぜひ知っていただきたい。普段からの思いを、ワルツで表現させていただきました。「子犬のワルツ」にも似た、長調(明るい調)の8番。もの悲しい雰囲気の10番。異なる2曲の色をどう出そうか。その対比をお楽しみいただきたいなと考えました。お客様に伝わっていたら嬉しく思います。
ドビュッシーの月の光は、私の大好きな1曲。「印象派」と呼ばれる、近現代の音楽です。この時代のペダリングや音色作りはモーツァルトやショパンと、かなり異なる表現方法となっています。一枚の美しい絵画や、映像を紡ぐようなイメージで曲作りをしていきます。作曲家の意図を大切にしながら、でも自分らしい表現もとりいれて・・・。弾くたびに新しい発見のある曲です。皆さんにどんな月の光が届いたでしょうか。
カバレフスキーのロンドは、大学時代に図書館の音源で見つけた曲です。海外版の楽譜しか出版されていない珍しい曲のようです。カバレフスキー独特の聴きやすい和声と、勢いのある曲想で、毎回皆さんにご好評いただく1曲です。今回は、響きの良いホールのため、フォルテッシモといった大きい音を出しすぎていないか心配でした。しかし終演後、友人から、もっと振り切っても良かったのでは?と意外な感想をいただいたので、やっぱりお客様の入るホールではわからないなと、思いました。
アンコールはマグダヴェルの野ばらに寄せて。テンポのゆったりした心に沁みる一曲で、ファンも多いですね。演奏中、お客様や、会場に来られなかった方々の表情を思い浮かべながら弾きました。聴いていて泣きそうになった、など嬉しい感想を耳にして、この曲を選んで良かった~と思いました。出演が決まってから、個人的にも色々なことがあった準備期間。今回のコンサートの終わりに、丁度良い一曲だったかと思います。
コンサートでは話しきれない曲目解説でした。
次回は、コンサート当日どきどき一日レポートです。お楽しみに!
お読みいただきありがとうございました♪
入間市の髙橋ピアノ教室 髙橋奏美